学生ビザ保持者の入国について

新型コロナウイルスの影響による規制が段階的に緩和されてきていますが、早くても7月には留学生の入国を許可する方向で検討していると発表がありました。

Roadmap to a COVIDSafe Australiaコロナウイルス安全対策計画では、感染状況によって3段階に別けて規制緩和される予定で、州・準州ごとにその時期も異なります。

ステップ1
- 自宅での集まりは訪問者5人まで
- ビジネスならびに公共の場での集まりは10人まで
- 可能な範囲で在宅勤務
- レストラン、カフェ、その他ショップの営業再開
- 図書館、コミュニティセンター、公園、訓練施設の再開
- 近郊エリア間の移動

ステップ2
- 自宅、ビジネスならびに公共の場での集まりは20人まで
- 可能な範囲で在宅勤務
- スポーツジム、美容サロン、映画館、ギャラリー、娯楽施設の営業再開
- キャラバンやキャンプ場の再開
- 一部州・準州間の移動

ステップ3
- 集まりは100人まで
- 職場への通勤再開
- ナイトクラブ、フードコート、サウナ施設の再開
- 州・準州間の移動
- ※ニュージーランドおよび太平洋諸島間の移動、ならびに留学生の入国許可

留学生の入国許可はステップ3に含めるよう検討されており、ステップ2からステップ3への切り替えは、現在の感染状況からみて早くても7月になるであろうとされています。

2009年から2019年にかけて浮き沈みがあったものの、未だ留学生65万人と世界でも有数の留学大国であり、新型コロナウイルスによる教育機関への経済的打撃は膨大で、休学、授業料返金や割引など在学生への対応に追われています。留学生はオーストラリアの経済を支える重要な産業の一つでもあることから早期対応が求められているのでしょう。